Tapioka’s blog

技術的な内容なりの備忘録

高専に入ってから思ったこと

僕は現在明石高専機械工学科5年の学生なのですが,もしかしたら読んでくれる中学生とかがいるかもしれないので高専について自分が感じたことを3点ほど紹介したいと思います.(国語ができないので読みにくいかもしれませんがご容赦ください)ちなみにこの話は明石高専の話なので他の高専はもしかしたらちょっと違うかもしれませんが大体同じだと思います.

高専に幻想を抱くな

テレビで高専ロボコンが取り上げられたり,ロボットがどうとかAIがどうとか学校の紹介にもしかしたらあるかもしれませんが授業ではそういったことはほとんどやらないと思った方がいいです.高専は5年間ありますがだいたい2,3年までは一般科目が主で本格的に専門科目を学びだすのは結構後です.自分は機械工学科なので機械工学科の話をしますが中学生の方が思っているキラキラした名前の科目(ロボット工学,自動制御)とかも思った以上に数学数学してたり理論チックな話が多くロボットを製作する実習などはほとんどないので入ってからがっかりする人も多いと思います.これは結局どこの高専,大学でも一緒だと思いますが(たぶん).なので進路として高専を選ぶ際にはロボットやAIとかのカッコいいことがやってみたいという理由で受験を希望する人は一度立ち止まって考えるのをおすすめします.

元からすごい特技を持っている人は思ったよりもいない

自分が入学して最初に衝撃を受けたのはこれです.

高専という特殊な環境なので入ってくる人はめちゃくちゃプログラミングできるひとがいたり,中学生や小学生のころからロボット作ってたみたいな人ばっかりなんやろなと思ってましたがそんなことは全然ありませんでした.電気科には何人かいたみたいですがそれでもだいぶ少数なのかな? なので全然怖がることはないです.

なんでも自分でしないといけない

高専には基本塾はありません(あるという噂も聞くには聞く)そのため普段の勉強は自分でしっかり管理してする必要があります.僕は正直テスト前に勉強するぐらいでしたが(ほとんどそんな人だと思います)

これがかなり人によっては危険で入学時は成績よかったのに留年したりする人が一定数いる原因だと思います.中学までの勉強は感覚的に分かるものが多く特に勉強しなくてもなんだかんだ成績がとれる人が高専を目指す人ぐらいになると多いのではないかなと思います.しかし高校レベルにもなってくるとやはり勉強しなければ理解できない,覚えられないことがとても多くなってきます.強制されないとできない人,塾で言われたことしかやらなかった人は挫折し進歩をやめてしまうことがあるのかなと思います.ちなみにですが高専という性質上物理や数学でつまづくと後々悲惨なことになります.

 

以上あまりよくないことばかり書きましたが自分は高専がいい環境だと思っています.

高専はとても自由で普通の高校生よりも圧倒的に自由な時間が多いです.この自由な時間を自分の成長につなげられる人にはとてもおすすめです.たとえばロボコンに参加したり,プログラミングを学んだりとかです.実際高専の中でロボット作れたり,それなりのソフト作れたりする人って本当に少数です.そんな少数がテレビなどのメディア等にごくまれに取り上げられたり,パンフレットに載ってたりして輝いて見えるので高専に入ればすごい能力者になれるみたいなイメージがついているのかな?と思います.そういう風になりたいと思って高専に志願する人が多いのでしょうが,能力を持っている人はみんな努力をしています(努力よりは楽しんでいるの方が的確な表現かな?)

能力を身に着けるのに必要な最初のきっかけとかは部活,プロジェクト等で学べます.ぜひとも高専に入学するよっていう人はそういった部活に参加してみてほしいです.そのような環境で頑張ることができれば世界がちょっと変わって見えてくるのではないかなと僕は思います.

 

雑多な文章でしたがもしも参考にしてくれる人がいたら幸いです.

質問等あれば気軽に聞いてください